CDJ最終日

オレンジジュース&ビビンバ雑煮

この年で徹夜は辛いとしみじみ感じた。
でも最高にハッピーな年越しだった。

開演前

最終日はオールナイトなので開演時間が遅い。
にも関わらずチェックアウトは11時。
とりあえず朝食をもりもり食べて部屋でゴロゴロし、チェックアウトギリギリに出発の用意。
今日は昨日買った椿屋四重奏のTシャツ。
今日は夜メインだから寒そうだ。
オフィシャルグッズのパーカーを買うことにしてチェックアウト。
・・・
どうせいっちゅうねん。
ホテルに案内があったネットサービスの店は閉まってる。
ブランドもののアウトレットなんて興味ない。
仕方ないからまたロッテリアで時間を潰す。
週刊ベースボールとDEATH NOTE9巻を読んでタバコ吸ってエビバーガー食って・・・


時間が進まない。
仕方ないのでメッセに行くことにする。
到着してみると、自分と同じような人たちがかなりの数いた。
急ぐつもりは無いが、行くところも無いので列に並んで待つ。
数時間後、ようやく入り口が開く。
今日はライブが終わったら羽田に直行するので荷物を持っている。
ということでクローク代1000円を払う。
15時半にクローク開場。
・・・
物販エリアがすごいことになってる。
ビークルすげえ。
初日のKEN YOKOYAMAより並んでるかも。
くるりのブースも結構並んでるが、ビークルの半分もいないだろう。
そんな様子を横目で見ながらクロークに荷物を預ける。
タバコ吸ったりコーヒー飲んだりして時間を潰し、
ある程度落ち着いたところを見計らってオフィシャルグッズ売り場に行く。
うむ、なかなか暖かいなこのパーカー。
大きめサイズというのも◎。
そうしてるうちにやっと開場。
既にかなり疲れてるのでリクライニングエリアに直行して寝る。

開演・AIR

YO-KING
「ロックンローーール!!」
で目が覚める。
半分寝ぼけながらGALAXY STAGEに移動。
(今考えると、そのまま真心ブラザーズを見ても良かったかも)
AIRは相変わらず柔らかい歌声だ。
BAKU時代にラジオやってたのを聞いてたような気がするなぁと思いつついい気分。
曲のドロップが少ないのであまり認知度は高くないようだが、人気は根強い。
自分の好きなように歌を作って歌を歌っていくっていいよね。
寝ぼけていたせいか、あっという間に終わったように感じた。

Salyu

どうしても生で歌声を聞きたかったのがSalyu
裏にエレカシがあったので迷ったが、結局Salyuを選んだ。
彼女の歌声が初めて流れたのは「リリィ・シュシュ」の歌としてだった。
その頃の歌「回復する傷」からライブは始まった。
彼女の声は全てと共鳴する。
ギターとも、ベースとも、キーボードとも、ドラムとも、
そして人の魂とも。
人目をはばからず涙を流す人が多くいた。
正に「歌姫」だった。
そんな歌とは対照的に、MCではかわいらしさ全開のSalyu
メンバー紹介では「ベース、キタダマキちゃん!」(←注・男です)
から始まり、最後は「キーボード、小林武史ちゃん!」だった。
天下の小林武史をちゃん付けしてよぶSalyuがまたかわいらしかった。

腹ごしらえ〜麗蘭

ここで年越しそばでも食べようかと思い飲食ブースへ。
いきなりMOON STAGEから大歓声。
ああそっか、今は少年ナイフがライブやってるんだっけ。
そりゃ盛り上がるわな。
そばを待っていたら少年ナイフのライブが終わったらしく、人がゾロゾロ出てきた。
おいおいMOON STAGEってこんなに入ったのかよ。
そんなことを考えつつようやくそばゲット。
・・・薄い。
そういやここは関東だ。とほほ。
カフェエリアでそばを平らげて、まだ時間があったので麗蘭のライブをのぞく。
えらく人が少ない。
チャボさんに申し訳なくなってきた。
チャボさんは相変わらず世相を斬っていた。
何十年も変わらないって大変なことだろう。
これからも変わらないでいてほしい。

ART-SCHOOL

例のライブ仲間からメールが来る。
「GALAXY STAGEの左側最前に座ってます」
最前列に座っていられるのかよ。ともかく移動。
・・・本当に座ってた。
アートはボーカル・ギターの木下くん以外のメンバーは本人がチューニングとかをする。
それを観察するのもまた楽しい。
2005年のROCK IN JAPAN FESのとき、裏にバンプが当たってしまい、そっちに相当客を持ってかれたらしい。
木下くんはそれを見て「ちくしょう・・・」と言ってたとか。
アートもバンプもシロップのファン。
で、木下くんはバンプを敵視しているようだ。
なにせ木下くんは東京であるシロップのライブには必ず姿を見せるというほどのディープなファン。
気持ちは分からんでもないが、ちょっと大人気ないと思ってしまう。
そしてライブが始まった。
相変わらず木下くんは似合わないフライングVを弾き鳴らして叫んでいる。
お客さんのノリもすこぶる良い。
終わりのほうになって木下くんが
「後ろのほうまでたくさんいてくれて嬉しいよ」みたいなことを言っていた。
きっと夏のリベンジのように思ってたんだろう。
珍しく笑顔を見せながら、「あと10秒で」でライブを見事に締めた。

PUFFY

すっかりアメリカのお子達の人気者になったPUFFY
そのアニメの主題歌からライブは始まった。
それから間をおかず「渚にまつわるエトセトラ」。
会場全体が「カニ食べ行こう〜♪」となっていた。さすが。
MCで「新人の気持ちでやりたいと思います」などとカワイ子ぶったりしていたが、
英語詞の曲と「これが私の生きる道」「サーキットの娘」といったヒット曲を交互にやっていき、すっかり観客を引き込んでいた。
2006年でPUFFYは結成10周年になるそうな。
何か特別なことしなきゃ、というところで「ヘアヌード?」などというボケもかましつつ野音でのライブを告知。
行ける人は是非行ってほしい。後悔することは無いだろう。
締めはやっぱり「アジアの純真」。言うこと無し。楽しかった。

くるりで年越し

最近岸田氏がメガネをかけてないのが少々不満なくるりである。
とはいえ別にメガネをかけてないから音が変わるなんてこともなく、相変わらずくるりだ。
「ばらの花」や「ワンダーフォーゲル」といった名曲を惜しみなく出していく。
カウントダウン前は「WORLD’S END SUPERNOVA」。
セッションやらアレンジやらで様々な姿を見せてくれた。
そしてメンバー全員がグラスを持ってカウントダウン。
2006年はくるりと「おめでとう!」の言葉で始まった。
そして新年を祝う曲「お祭わっしょい」でみんな踊る踊る。
最後は名曲「東京」。素晴らしい年の始まりだった。

ちょっと一息〜忌野清志郎

ここでまたもやdaimas cafeへ。
残念ながら社長は不在。
お店のお姉さんもくるりを途中まで見ていたらしく
「最後は何やりました?」「東京です」「ああーいいなぁ」
などという会話をしつつビビンバ雑煮を購入。
そして再びEARTH STAGEに移動しつつ水分補給のためにオレンジジュースも購入。
清志郎さんのライブはこれが初めて。ワクワクしながら栄養補給を済ませる。
ライブ開始。
"GOD"忌野清志郎はハデハデなマントを羽織って登場。
最初の曲は「ROCK ME BABY」。一気に盛り上がる。
そして名曲のオンパレード。
トランジスタ・ラジオ」「スローバラード」「雨上がりの夜空に」「キモちE」…
途中で盛大なコール&レスポンスもしつつ、どんどんヒートアップしていく。
そして最後は「JUMP」。
数万人が一斉にジャンプする様は壮観だった。
さすが"GOD"。年齢なんて関係ないロックンローラーだ。

体力の限界

清志郎さんに煽られてノリまくったらかなり体力がヤバくなってきた。
リクライニングエリアで休もうと思ったら満員御礼。
しばらく探していると、運良く席を立った人がいたのですかさずそこをゲット。
ビークル開始前に携帯のアラームをセットしてタオルを顔にかけて就寝。
あっという間に1時間経過した(らしい)。アラームのバイブが鳴る。
すぐ横でTERIYAKI BOYZがライブしてたのも気づかないほどだった。
あと2組。そう自分に言い聞かせて起き上がる。

BEAT CRUSADERS

ライブが最高に面白いバンド。ライブでしかメンバーの素顔を拝めないバンド。
それがビークルである。
去年はGALAXY STAGEでカウントダウンをやったそうだが、人が溢れてえらいことになったそうな。
平均年齢は高いが、鳴らす音楽は最高にカッコいいロック。
で、下ネタ全開。
ビークルのライブでの名物が「おまん○ール」。
とてもTVで出来やしない。
更にそれを女性限定でさせてしまう(しかもそれに応えてしまう)という破廉恥っぷり。
でもビークルの音楽はカッコいいのだ。
カウントダウンを無理やりやってもカッコいいのだ。
ミュージシャンにも人気の漫画「BECK」の主題歌および音楽を任せられたのもうなずける。
もうこれは生で見た人にしか分からないだろう。
是非ともライブを見に行ってほしいバンドである。
とにかく最高。おま○こ!

大トリ・レミオロメン

3日間のトリを務めるのはすっかり売れっ子になったレミオロメン
既に4時半。かなり辛い。
でも1曲目「雨上がり」のイントロが鳴り響くと一気に盛り上がった。
更に「モラトリアム」で追い討ち。
すっかり大きくなっちゃって、などと親戚のおばちゃんみたいな気持ちになる。
MCの脱力っぷりは相変わらず。
前田くんがボケて神宮司くんがイヂられ、藤巻くんがまとめる。
これは変わらないでいてほしいね、うん。
曲によっては走りすぎてズレることもあったが、基礎体力は大幅にアップしていた。
最後はもちろん「粉雪」。
「こなああああゆきいいいいいいい」の絶唱はこころに鈍く突き刺さる。
時間の関係上か、アンコールが無かったのが残念だったが、いい締めだった。

終演後

荷物をクロークから出してまとめ、バス乗り場へ。
待ち時間が長いが、電車で遠回りするよりよっぽどマシ。
バスは案の定満員だったが、羽田まで行ければ良しとする。
羽田では時間があったのでロイヤルで朝食をとる。
待ち時間ってどうしてこんなに長く感じるのだろうか。
ようやく飛行機に乗り込む。
飛び立って低い雲を突き抜けたとき、遠くに富士山が見えた。
どうか今年はいい年でありますように。